Qスイッチ・ルビーレーザー
NanoStar R(ナノスターアール)
:ドイツAsclepion
クリックすると画像が切り替わります
- 厚生労働省承認機器
【医療機器承認番号:22900BZX00055000】 - ハイドピースにマイクロレンズアレイを採用し、ムラのない均一な照射が可能
Qスイッチ・ルビーレーザーとは
レーザーの波長(694nm)がシミなどの原因であるメラニン色素に吸収されやすく、さまざまなシミやアザを治療することができる機器です。非常に強いレーザー光を、ごく短時間に発光させることにより、皮膚内部の病変の治療が可能です。照射時間幅が非常に短く、周囲へ熱が伝わりづらいため、正常組織の熱損傷が少ないとされています。
- 副作用
- 炎症後色素沈着・色素脱失
- 費用
- 料金案内参照
- 治療期間
- 3〜6カ月
適応
- 老人性色素斑
- ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
- そばかす(雀卵斑)
- 口唇メラノーシス
- 太田母斑
- 扁平母斑
- 外傷性刺青
- 異所性蒙古斑
- 手のシミ取り (詳細はこちら)
治療の流れ
1. レーザー照射
ルビーレーザーでメラニン色素を選択的に破壊
2. 後療法
破壊されたメラニン色素は、表面に排出もしくは吸収される
レーザー照射後は、10日間以上、軟膏、ガーゼもしくはテープ処置が必要
しみの種類と特徴
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
(経過の詳細はこちら)
- 20歳代に発症することが多い (13〜50歳代発症の場合もあり)
- 灰褐色~青褐色の小班性〜びまん性の色素班
- 頬骨部、下眼瞼、鼻、上眼瞼外側〜側頭部などに両側対称性に生じる
- 真皮にメラニンを含んだメラノサイトが増加している状態
- Qスイッチ・レーザー治療が2〜3回程度必要(深部に病変が存在しているため)
老人性色素班(経過の詳細はこちら)
- 多くは40歳以上で発症(20 or 30代から発症の場合もあり)
- 茶褐色の境界が比較的明瞭な色素班
- 紫外線の当たりやすい顔の側面に多い(分布はランダム)
- 表皮基底層のメラニン顆粒の増加している状態
- 紫外線で増悪
肝斑(経過の詳細はこちら)
- 化粧をしだす年代(20〜40歳代)に多く発症
- びまん性(場合により網目状)の茶褐色班
- 頬部、前額部、上眼瞼外側、口唇などに両側対称性に生じる
- 慢性刺激(こすり過ぎ)、レーザー治療で増悪
- 紫外線・ホルモンバランスの乱れで増悪する可能性もあり
治療:トラネキサム酸内服 こすらないスキンケア