YUKI皮フ科形成外科

症例: ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

 

ADMでは真皮という皮膚の深い部分にメラニンを含んだメラノサイトが増加している状態です。そのためレーザーを照射しても、ソバカスや老人性色素班のように瘡蓋にはならず、数ヵ月かけてゆっくり吸収されていきます。治療には複数回かかります。照射直後は炎症後色素沈着のため照射前よりむしろ濃くなります。

 

レーザー照射によって生じた色素沈着は時間をかけて薄くなります。色素沈着が十分に改善してから二回目の照射を行います。

 

もともと肝斑を合併している方も多く、炎症後色素沈着を少しでも抑えながら治療するためにも、ビタミンCとトラネキサム酸を内服しながら治療を行う場合もあります。

 

治療内容
レーザーでメラニンに選択的に熱を
加え破壊し、色素班を除去
副作用
炎症後色素沈着・色素脱失・残存・
肝斑増悪
費用
一回照射あたり25,000円
治療期間
照射間隔は約半年程度あけて照射
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