YUKI皮フ科形成外科

眼瞼下垂症とは? 治療法について

目には「眼瞼挙筋」という目を開けるのに主に働く筋肉があります。この筋肉は、「挙筋腱膜」と呼ばれる薄い腱膜状の組織になって、「瞼板」というまぶたの軟骨にくっついています。この挙筋腱膜が、何らかの原因で緩んでしまったり、外れてしまったりすることにより、目が開きづらくなった状態を「眼瞼下垂症」といいます。腱膜が原因で引き起こされているため、「腱膜性眼瞼下垂症」と呼ばれたりします。
治療は、効きづらくなってしまった目を開ける筋肉(眼瞼挙筋)を、まぶたの瞼板に固定することで、筋肉の力をまぶたにより伝わりやすくします。
緩んでいる挙筋を、まつげ側に(前に)移動させて、まぶたの軟骨(瞼板)に固定するため、「挙筋前転固定術(挙筋前転法)」と呼ばれます。

挙筋前転固定術(挙筋前転法)
挙筋前転固定術(挙筋前転法)
副作用(リスク)
皮下出血班、左右差、瘢痕、外反、ドライアイ
費用
両側 約48,000円(自己負担3割の場合の目安)
治療期間
術後約1週間で抜糸

 

副作用(リスク)
皮下出血班、左右差、瘢痕、外反、ドライアイ
費用
両側 約48,000円(自己負担3割の場合の目安)
治療期間
術後約1週間で抜糸

 

加齢により上まぶたの皮膚がたるみ、上まぶたが下がった状態になったものは、「上眼瞼皮膚弛緩症」といいます。「皮膚弛緩性眼瞼下垂」に分類されることもあります。
挙筋腱膜が緩んでおらず、目の開ける力が正常に伝わっているのに、皮膚のたるみが黒目(瞳孔)にかかっていて見えづらい場合は、たるんだ皮膚のみ切除することで改善します。
方法としては、眉下で上まぶたの皮膚を切除する「眉毛下皮膚切除」や、上まぶたで皮膚を切除する方法「瞼縁切除」などがあります。
 (詳細はこちら⇒ Doctor Blog∼眉毛下切除について∼

眉毛下皮膚切除・瞼縁切除
眉毛下皮膚切除・瞼縁切除

副作用(リスク)
皮下出血班、左右差、瘢痕、眉毛内側の縦ジワ
費用
両側 約37,000円 (自己負担3割の場合の目安)
治療期間
術後約1週間で抜糸

 

高齢者の大半は、皮膚のたるみによる「上眼瞼皮膚弛緩症」と、まぶたを開ける筋肉が効きづらくなっている「腱膜性眼瞼下垂症」と合併することが多いです。
「腱膜性眼瞼下垂症」を合併している場合は、余分な皮膚を切除するだけでは改善せず、「挙筋前転固定術」も必要です。

どちらも症状があれば、国民健康保険が使えるものになりますので、お困りの方は御相談下さい。

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