YUKI皮フ科形成外科

耳垂裂 治療経過

ピアスによって生じた後天性の耳垂裂です。裂の断面はすでに皮膚ができてしまっており、このまま縫合しても皮膚はくっつかないため、裂の断面の皮膚を薄く切除し新鮮化します。

 

そのまま縫合すると一直線の傷痕になり、縫合部にくびれのような陥凹変形が残ったり、再度同じ場所にピアスを空けたときに同様に裂けてしまう再発が起こりやすいため、三角形の皮膚(三角皮弁)をそれぞれ入れ替えて、傷の形がZ型にある「Z形成術」を行いました。

 

傷痕が一直線にならず、陥凹変形もなく治癒しているのが分かります。

合併症(リスク):ケロイド、再発、陥凹変形
合併症(リスク):耳介変形、創離開、感染
費用(手術代):49,500円
治療期間:術後約1~2週間で抜糸
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